治験や臨床研究の情報に自分でアクセスしてみませんか

厚生労働省「治験・臨床研究参画コーディネイトモデル事業」パイロット調査

皆さんは、治験や臨床研究*を知っていますか。くすりの候補となったものが、本当に効くのか、安全なのか等を調べる試験のことで、健康な人や患者さんの自由な意思によるご協力を得て実施されています。くすりの研究開発は世界中でさかんに行われていますが、研究者や医師だけでは新しいくすりを世に送りだすことはできず、皆さんのご理解・ご協力が必要です。

(*臨床研究とは、病気の原因や病態、診断や新たな治療方法など患者さんの生活の質の向上等を目的に、自由な意思によって同意された人に対して行なう医学的な研究です。)

現在、厚生労働省では、国民がもっと治験や臨床研究に関心を持ち、積極的に参加してもらえるような仕組み作りを目指しています。そこで「モデル事業」を立ち上げ、「治験や臨床研究に関心があって、参加をしたいと思っている人に、適切な情報が届くように支援する」窓口を、試験的に設けました。

今回は、国立保健医療科学院が運営する「臨床研究情報ポータルサイト」内の公開情報を基に、サポート窓口に電話またはWebフォームで問い合わせすることで、コーディネーターさんが一緒になって治験・臨床研究の情報を探してくれます。なお、情報を教えてもらったからといって、その治験や臨床研究に参加することが前提ではありませんので、ご承知おきください。

この事業は2022年2月28日までの実施予定です。関心のある方は、是非アクセスしてみてください。

●対象者:治験・臨床研究に関心があるものの探し方がわからない方 等

●期間:2021年8月2日 ~2022年2月28日

●サポート窓口のアクセス方法

電話:フリーダイヤル(0120-074-014)平日9:00~17:00
Webフォーム:HP(https://www.chikencall.com/)のお問い合わせフォーム(赤いボタン)

厚生労働省「治験・臨床研究参画コーディネイトモデル事業」パイロット調査

厚生労働省より委託を受けて「治験・臨床研究参画コーディネイトモデル事業」のパイロット調査が8月2日より実施されます。受託会社シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社よりお知らせいただきました。

  

パンフレットを開く(PDF)

「治験・臨床研究参画コーディネイトモデル事業」とは
治験や臨床研究の情報を探している方々が平等に情報にアクセスできるよう、厚生労働省として一元的に支援し、結果として国民が主体的に治験・臨床研究に参画できる体制を整備するために行う事業です。治験や臨床研究の情報に興味があるがどうやって探したらよいかわからない方、検索方法が難しいと感じている方などが、すでに一般に公開されている治験や臨床研究に関する情報にアクセスすることをサポートします。

今回のパイロット調査では
モデル事業の全国展開に先立ち、より実態に合ったモデル事業を立ち上げるために、実際に情報を必要とする方のニーズや課題等の実態を知ることにより、実態に合った体制整備のための調査です。
<留意事項>
● 希望や条件にもとづき相談し、検索で合致する治験・臨床研究の情報提供を受けた後、簡単なアンケート調査が行われます
● 提供される情報は、希望・条件に合致した治験等の試験名や問い合わせ窓口などサイトに公開されている項目のみです
● 本調査は、治験・臨床研究への参加を推奨するものではなく、情報提供を受けた治験等への参加を強制されることはありません
● 相談のために提供した情報は、治験情報の検索と本事業の改善目的のためにのみ利用され、テスト事業終了時に廃棄されます
● 本調査は、厚生労働省より委託を受けて、シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社(https://www.cmic-hci.com/)が行います

パイロット調査対象疾患
ALS/筋萎縮性側索硬化症、肺がん、パーキンソン病、全身性強皮症、てんかん(2021年8月2日現在)

● ご相談いただける方
患者さん(またはその家族、あるいは支援者の方も可)で、
1.治験・臨床研究が気になりながらも、どう探したらよいかわからない方
2.参加できる治験・臨床研究を探している方
● パイロット調査期間:2021年8月2日~2022年3月31日  (終了は予定)
● 相談方法
・電話:フリーダイヤル(0120-074-014)平日9:00~17:00
・メール:HP(https://www.chikencall.com/)にあるお問い合わせフォームからアクセス

モデル事業パイロット調査案内サイト:https://www.chikencall.com/